カナダドルインデックス(加ドル指数)とは
米ドル、ユーロ、人民元などの通貨を異なる比率で重みづけして算出した、カナダドルを他の通貨と相対的にみたときの価値を表す指数です。
カナダドルインデックスは他の通貨との相対的な価値を表す指数なので、数値が上昇していればカナダドルの価値が上がっていることを示しているので市場ではカナダドル高(買いが優勢)。
反対に数値が低下していればカナダドルの価値が下がっていることを示しているので市場ではカナダドル安(売りが優勢)ということになります。
加ドルインデックスの通貨構成
カナダドルインデックスを構成する通貨の種類、比率は機関によってことなり、代表的な機関としてはカナダ銀行(BOC)や国際決済銀行(BIS)などがあげられます。
国際決算銀行(BIS)では40通貨を対象として各比率によって算出され、その割合はユーロ、人民元、米ドル3通貨で80%と多くの割合を占めています。 特に米ドルは58%と通貨構成の半分以上を占めているため米ドルの影響が強いと言えます。
Trading Viewで加ドル指数のリアルタイムチャートを表示
カナダドルインデックスのリアルタイムチャートはTrading Viewで見ることができます。
ティッカーシンボルは「CXY」で検索するとチャートを表示できます。
Trading Viewで加ドル指数はCADUSDと連動している
Trading Viewのカナダドルインデックス(CXY)は独自の派生データを使用しています。そのため指数を構成する実際の通貨比率、種類はわかりません。
派生データ
出所:Trading View 利用規約、ポリシー、免責事項
当社独自の派生は生の市場データを利用し、2ファクターの派生プロセスを実行する事で表示価格を生成し、価格エンジンによって利用されます。派生市場データは、さまざまなソースから供給および提供され、それらはブレンドすることができます。派生プロセスには、原資産の市場での取引量、ランダム化された変数及び最大オフセット額によって決定される係数によって、未加工価格を変更することが含まれます。派生データの価格は、ノンプロフェッショナルのクライアントにのみ表示され、派生データの価格は組織の独自価値となります。どのクライアントも生データにアクセスすることはできません。またデータをリバースエンジニアリングすることもできません。すべての市場は同じ派生エンジンを通過します。
そこでTrading Viewのオリジナルインジケーターを使ってカナダドルインデックス(CXY)と他通貨の相関係数を検証してみます。
下の画像はCXYとCADUSD(青)、CADJPY(緑)、CADEUR(オレンジ)、CADGBP(黄)の4通貨の相関係数を表した日足チャートになります。
CADUSDの相関係数が最も高く、限りなく1.0に近い値を推移していることがわかります。つまり、Trading ViewチャートのCXYは米ドルの影響が大きいと考えられます。
加ドル指数以外の通貨指数
Trading Viewではカナダドルインデックスのほかに以下の通貨指数を表示させることができます。
通貨指数の中でも重要視されるのはドルインデックスですので一度チェックしてみてください。
- ドルインデックス
- ユーロインデックス
- スイスフランインデックス
- 円インデックス
- オーストラリアドルインデックス
- ポンドドルインデックス
- ニュージーランドドルインデックス
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