スイスフランインデックスの構成通貨とリアルタイムチャート

スイスフランインデックスとは

米ドル、ユーロ、人民元などの通貨を異なる比率で重みづけして算出した、スイスフランを他の通貨と相対的にみたときの価値を表す指数です。

スイスフランインデックスは他の通貨との相対的な価値を表す指数なので、数値が上昇していればスイスフランの価値が上がっていることを示しているので市場ではスイスフラン高(買いが優勢)
反対に数値が低下していればスイスフランの価値が下がっていることを示しているので市場ではスイスフラン安(売りが優勢)ということになります。

スイスフランインデックスの通貨構成

スイスフランインデックスの通貨構成

スイスフランインデックスを構成する通貨の種類、比率は機関によってことなり、代表的な機関としてはスイス国立銀行(SNB)や国際決済銀行(BIS)などがあげられます。

国際決算銀行(BIS)では40通貨を対象として各比率によって算出され、その割合はユーロ、人民元、米ドルの3通貨で約70%と多くの割合を占めています。 特にユーロは46%と約半数を占めているため影響が大きいと言えそうです。

Trading Viewでスイスフランインデックスのリアルタイムチャートを表示

スイスフランインデックスのリアルタイムチャートはTrading Viewで見ることができます。
ティッカーシンボルは「SXY」で検索するとチャートを表示できます。

スイスフランインデックスチャート
※Trading Viewのスイスフランインデックスは本記事掲載の構成通貨であるとは限りません。

Trading Viewでスイスフラン指数はUSDCHFとほぼ逆相関

Trading View のスイスフランインデックス(SXY)は独自の派生データを使用しています。そのため指数を構成する実際の通貨比率、種類はわかりません。

派生データ
当社独自の派生は生の市場データを利用し、2ファクターの派生プロセスを実行する事で表示価格を生成し、価格エンジンによって利用されます。派生市場データは、さまざまなソースから供給および提供され、それらはブレンドすることができます。派生プロセスには、原資産の市場での取引量、ランダム化された変数及び最大オフセット額によって決定される係数によって、未加工価格を変更することが含まれます。派生データの価格は、ノンプロフェッショナルのクライアントにのみ表示され、派生データの価格は組織の独自価値となります。どのクライアントも生データにアクセスすることはできません。またデータをリバースエンジニアリングすることもできません。すべての市場は同じ派生エンジンを通過します。

出所:Trading View 利用規約、ポリシー、免責事項

そこでTrading Viewのオリジナルインジケーターを使ってスイスフランインデックス(SXY)と他通貨の相関係数を検証してみます。
下の画像はSXYとCHFUSD(青)、CHFJPY(緑)、CHFEUR(オレンジ)の3通貨の相関係数を表した日足チャートになります。

CHFUSDの相関係数が限りなく1.0に近い値を推移しており、相関関係にあることがわかります。つまり、Trading ViewチャートのSXYは米ドルの影響が大きいと考えられます。

スイスフランインデックス以外の通貨指数

Trading Viewではスイスフランインデックスのほかに以下の通貨指数をみることができます。
通貨指数の中でもドルインデックスは金融市場でもっとも注目されている指数ですので一度チェックしてみてください。

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