この記事ではTrading View独自のプログラム言語である「Pineスクリプト」を使ったインジケーターの記述例を紹介しています。オリジナルのインジケーターやストラテジー作成の参考にしてみてください。Pineスクリプトの知識がない方でもコピペするだけで使うこともできます。この記事を参考にして頂ける場合は、必ず免責事項をご確認ください。
ストキャスティクス(Stochastic)
ストキャスティクスは期間Nの価格から現在の価格が下から何%の高さかを表す「%K」と呼ばれるライン、%Kの期間Mを平均化した%Dと呼ばれるライン、さらに平均化したSlow%Dの3つのラインからから構成されるインジケーターです。
%K, %D の組み合わせをファスト・ストキャスティクス 、%D, Slow%D の組み合わせをスロー・ストキャスティクス といいます。スローストキャスティクスの方が一般的によく使われます。相場の方向性を確認するのに使います
ストキャスティクスの計算式
%K=(当日終値-期間Nの安値)÷(期間Nの高値-期間Nの安値)× 100
%D = (H ÷ L)× 100
H:(当日終値 - 期間Nの安値)の期間M単純平均
L:(N日間の高値 - 期間N安値)の期間M単純平均
Slow%D=%Dの期間Xの単純平均
一般的には期間Nは14、期間Mは3、期間Xは3を使用します。
ストキャスティクスをPineスクリプトで書く
stoch関数を使う場合
//stoch関数を使ったスローストキャスティクスの書き方
//@version=4
study("スローストキャスティクス", overlay=false)
periodK = input(14, title="%K期間", minval=1)
periodD = input(3, title="%D期間", minval=1)
smoothD = input(3, title="Slow%D期間", minval=1)
k = stoch(close, high, low, periodK)
d = sma(k, periodD)
sd = sma(d, smoothD)
plot(d, title="%K", color=#0094FF)
plot(sd, title="%D", color=#FF6A00)
h0 = hline(80, "Upper Band", color=#606060)
h1 = hline(20, "Lower Band", color=#606060)
fill(h0, h1, color=#9915FF, transp=80, title="Background")
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