この記事ではTrading View独自のプログラム言語である「Pineスクリプト」を使ったインジケーターの記述例を紹介しています。オリジナルのインジケーターやストラテジー作成の参考にしてみてください。Pineスクリプトの知識がない方でもコピペするだけで使うこともできます。この記事を参考にして頂ける場合は、必ず免責事項をご確認ください。
ボラティリティ・システム(Volatility System)
ボラティリティ・システムはトレンドの方向性や転換の見極め、逆張りにするときに使用するインジケーターです。期間中の高値、安値とATRから算出したVIUpper、VILowerの上下2本のラインで構成されます。
トレンド転換の見極めは上昇トレンド中にVILowerに近づいたとき、下降トレンド中にVIUpperに近づいたときを目安とします。
逆張りで使うときは上昇トレンド中にVIUpperに近づいたら売り、下降トレンド中にVILowerに近づいたら買いと判断します。
ボラティリティ・システムの計算式
VIUpperはATRに定数Cを掛け合わせた値を期間Nにおける高値に加算、VILowerはATRに定数Cを掛け合わせた値を期間Nにおける安値から減算して算出します。
定数Cは2.0~4.0の間で調整して使用します。
VIUpper = 期間Nにおける高値 + ATR × C(定数)
VILower = 期間Nにおける安値 – ATR × C(定数)
ボラティリティ・システムをPineスクリプトで書く
//ボラティリティ・システムをPineスクリプトで書く
//@version=4
study("ボラティリティ・システム", overlay=true)
len = input(7, title="期間")
C = input(3.0, title="定数", type=input.float, step=0.1)
src = input(close, title="ソース")
VIUpper = highest(src, len) + atr(len) * C
VILower = lowest(src, len) - atr(len) * C
plot(VIUpper, style=plot.style_stepline)
plot(VILower, style=plot.style_stepline)
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