この記事ではTrading View独自のプログラム言語である「Pineスクリプト」を使ったインジケーターの記述例を紹介しています。オリジナルのインジケーターやストラテジー作成の参考にしてみてください。Pineスクリプトの知識がない方でもコピペするだけで使うこともできます。この記事を参考にして頂ける場合は、必ず免責事項をご確認ください。
ピボットポイント(Pivot Point)
ピボットポイントは前日の値から当日の抵抗線、支持線となる価格を算出するインジケーターです。
この抵抗線、支持線は当日のみ有効となる点には注意が必要です。
R3を上抜けた場合は上昇トレンド、S3を下抜けた場合は下降トレンドに転換した可能性が高いと考えます。
ピボットポイントの計算式
基準値(P)= 前日高値 + 前日安値 + 前日終値 / 3
D1 = 前日高値 – 基準値
D2 = 基準値 – 前日安値
D3 = 前日高値 – 前日安値
抵抗線(R3)= P + D2 + D3
抵抗線(R2)= P + D3
抵抗線(R1)= P + D2
支持線(S1)= P – D1
支持線(S2)= P – D3
支持線(S3)= P – D1 -D3
ピボットポイントをPineスクリプトで書く
//ピボットポイントをPineスクリプトで書く
//@version=4
study(title="ピボットポイント", overlay = true)
H = security(tickerid,"D", high[1])
L = security(tickerid,"D", low[1])
C = security(tickerid,"D", close[1])
P = (H + L + C) / 3
D1 = H - P
D2 = P - L
D3 = H - L
R1 = P + D2
S1 = P - D1
R2 = P + D3
S2 = P - D3
R3 = P + D2 + D3
S3 = P - D1 - D3
plot(S1, title="S1", style=circles, linewidth=1)
plot(S2, title="S2", style=circles, linewidth=1)
plot(S3, title="S3", style=circles, linewidth=1)
plot(R1, title="R1", style=circles, linewidth=1)
plot(R2, title="R2", style=circles, linewidth=1)
plot(R3, title="R3", style=circles, linewidth=1)
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