トレーディングビュー(TradingView)Pineスクリプト入門#14|「if文」の書き方

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Pineスクリプト入門#14「if文」の書き方

Pineスクリプトにおける「if文」の構造

if文とは指定した条件を満たしたときに特定の処理を実行し、if文を使うことでより複雑なコードを作成することができます。

以下はif文の処理構造を図にしたものです。if文の条件分岐は理論式で書き、条件がTrueの場合処理Aを実行し、Falseの場合は処理Bを実行します。elseは省略することも可能ですし、elseを複数追加することも可能です。

「if文」を使ったインジケーターの書き方|変数に代入する

if文のコードは以下のように書きます。

//if文の書き方1
変数 = if 条件式1
    条件1を満たした時の処理1
    戻り値
インデント入れずにステートメント(if文が終了)

「変数 = if 条件式 」を書き、改行して結果がTrueの場合に実行する処理Aを記述します。処理コードは複数行書くことができます。処理と戻り値を書くときは先頭に半角スペース4つのインデントを入れる必要があります。インデントを入れずに次のステートメントを書くとif文が終了します。

if文を使って変数に値を代入する記述例

実際にif文を使ってPineスクリプトのコードを書いてみましょう。

ストラテジーではなく、インジケーターを作成するstudyで書いてみます。

以下コードでは、終値>始値の場合は終値を変数xに代入、それ以外の場合は始値を変数xに代入します。変数xの値をチャート下に青色でラインを表示させます。

//@version=4
study(title="if", overlay=false)

//if文を使って変数に値を代入する記述例
x = if close > open
    close
else
    open
plot(x, color=color.blue)
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「if文」を使ったストラテジーの書き方|エントリー条件を決定する

ストラテジーを作成するとき、if文を使えば複雑なエントリー条件を指定することもできます。

先ほどはif文を使って変数に値を代入しましたが、以下のコードではif文でエントリー条件を指定した例です。

//if文の書き方2
if 条件式1
    条件1を満たした時の処理1
インデント入れずにステートメント(if文が終了)

if文を使って指定した条件(ポジショニング条件)に当てはまる場合、エントリー実行を指定しています。

//@version=4
strategy("ifストラテジー", overlay=true)

//ポジショニング条件
LongCondition = crossover(sma(close, 14), sma(close, 28)) //SMA14がSMA28を上抜け
ShortCondition = crossunder(sma(close, 14), sma(close, 28)) //SMA14がSMA28を下抜け

//エントリー条件
//LongConditionの条件に当てはまる場合、longでエントリー実行
//ShortConditionの条件に当てはまる場合、shortでエントリー実行
if (LongCondition)
    strategy.entry("My Long Entry Id", strategy.long)
if (ShortCondition)
    strategy.entry("My Short Entry Id", strategy.short)

//エグジット条件
strategy.exit("My Long Exit Id", "My Long Entry Id", profit=1000, loss=500)
strategy.exit("My Short Exit Id", "My Short Entry Id", profit=1000, loss=500)
strategy.entryの補足

strategy.entryの引数にオプションパラメータのwhenを使うことでif文を省略できる場合があります。上記のコードの場合、下のコードのように書き替えることも可能です。

strategy.entry("My Long Entry Id", strategy.long when = LongCondition)
strategy.entry("My Short Entry Id", strategy.short when = ShortCondition)

iff関数を使ってif文を一行で書く

ifを使って条件分岐をする場合はelseを書き、改行する必要があります。

iffを使うとこれらを一行で書くことができます。iffを使ったコードは以下のように書きます。

iff(条件, 処理(戻り値), else)

else分岐が必要ない場合はnaを入力します。

先ほど紹介した「if文を使って変数の値を代入する記述例」をiffで書き換えると以下のようになります。

//@version=4
study(title="iff", overlay=false)

//iff文を使って変数に値を代入する記述例
x = iff(close > open, close, open)
plot(x, color=color.lime)

使うコードが短い場合、iffを使ったほうが簡単に書けますね。逆にコードが長くなる場合、読みにくくなってしまうためifを使ったほうが良いと思います。

iffと三項条件演算子の使い方は同じ

三項条件演算子はiffと全く同じ機能を持ちます。三項条件演算子は以下のように書きます。

//条件がtrueなら処理を実行し、Falseならelseを実行する。
(条件? 処理(戻り値): else)

else分岐が必要ない場合はnaを入力します。

先ほどiffで書いたコードを三項条件演算子で書き換えてみます。

//@version=4
study(title="三項条件演算子", overlay=false)

//三項条件演算子を使って変数に値を代入する記述例
x = (close > open? close: open)
plot(x, color=color.lime)

iffを使うよりもわずかに効率的です。機能的には全く一緒なのでどちらを使うかは好みによります。

また、else部分に?:を追加して、さらに複雑な条件を書くこともできます。

//?:を複数使う
(条件1? 処理1(戻り値): 条件2? 処理2(戻り値): 条件3?処理3(戻り値): else)

今回はifを使ったコードの書き方を解説しました。ifはPineスクリプトでコードを書く上で必須の関数になるので、処理構造、書き方をしっかり理解しましょう。

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