この記事でわかること
- TradingViewのAIスクリーナーで何ができるか
- 株式と暗号コインで、文章で頼むだけで条件ができる流れ
- プラン別の利用回数と、ベータ版の注意点
「52週安値圏で、フリーキャッシュフローがプラスの銘柄を探したい」。そう思っても、フィルターパネルで項目を探して値を入れ、カラムを並べ替える作業は地味に手間がかかります。TradingViewの株式と暗号コインのスクリーナーには「AIスクリーナー」があり、この作業を文章だけで済ませられます。この記事では、何ができて、どう使うかをまとめます。
📊 この記事はTradingViewユーザー向けです
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無料でTradingViewを始める →AIスクリーナーとは
AIスクリーナーは、探したい条件を一文で入力するだけで、フィルター・カラム・並べ替えをまとめて設定する機能です。フィルターパネル左上のAIアイコンをクリックするか、Shift + Aを押すと入力欄が開きます。
公式ブログの例では、「時価総額が最も大きいインドの企業」と入力すると、マーケットがインドに絞られます。あわせて、時価総額200Bインドルピー超という条件が設定されます。「配当利回り8%超」と入力すれば、利回りの高い順に並んだ表が表示されます。フィルター項目の名前や、スクリーナー独自の書き方を覚える必要はありません。
質問に合ったカラムは表の左側に追加され、いちばん重要な項目で並べ替えられます。ヒートマップビューなどを使っていた場合も、AIスクリーナーを実行するとテーブル表示に切り替わります。
使い方
- 株式か暗号コインのスクリーナーを開き、
Shift + Aを押すかAIアイコンをクリックする - 探したい条件を文章で入力する(6〜164文字)
- フィルター・カラム・並べ替えが設定された結果が表示される
入力はどの言語でもでき、ヘルプでは英語での入力が推奨されています。何を聞けばいいか迷ったら、AIアイコンから「本日ゴールデンクロスが発生した銘柄」のような定番テンプレートを選べます。定番テンプレートは月の利用回数を消費しません。まずはここから試すのがおすすめです。
条件名を打ち間違えても、AIが意図を読み取って補正し、その旨を知らせてくれます。条件を認識できない場合は、言い換えを促すメッセージが出ます。
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暗号コインスクリーナーにも対応(2026年10月)
2026年10月22日の公式ブログで、暗号コインスクリーナーにもAIが加わったと発表されました。すべての有料プランで使えます。公式ブログには、次のような頼み方の例が載っています。
- 「時価総額が10億ドルを超える、今週のパフォーマンスがプラスの暗号コイン」
- 「最も活発に取引されている大型コイン」
- プリセットの「日足でMACDがゴールデンクロスしているコイン」
同じ発表で、AIスクリーナーはモバイルウェブにも対応したとされています。ただし2026年10月26日時点のヘルプセンターは、株式スクリーナーのみ・モバイル非対応という記載のままです。更新が追いついていない可能性があります。株式と暗号コインで利用回数が共通かどうかも、公式資料には書かれていません。
「解説」で条件の根拠を確かめられる
AIが自動で条件を組むと、何が起きたのかが見えにくくなります。AIアイコンから「解説」を開くと、適用された各フィルターとカラムの理由が表示されます。たとえば「B3はブラジルの主要取引所です」のように、条件の根拠が言葉で示されます。
プラン別の利用回数
AIスクリーナーは有料プランで使えます。2026年10月20日時点の料金ページでは、プランごとの利用回数は次のとおりです。
| プラン | AIスクリーナーの利用回数 |
|---|---|
| Basic(無料) | × |
| Essential | 100 |
| Plus | 150 |
| Premium | 250 |
| Ultimate | 500 |
以下は株式スクリーナーのヘルプにある仕様です。残りの回数は入力欄の上部に表示され、毎月1日にリセットされます。途中で停止したリクエストも1回として数えられる点に注意してください。
ベータ版の注意点
- 2026年10月時点でもパブリックベータ版。ベータ中は上限の変更や機能の停止がありうる
- 対象は株式と暗号コインのスクリーナー。ETFなど他の資産クラスへの対応は書かれていない
- モバイルはウェブ版への対応が発表済み。アプリについては記載がない
もうひとつ、AIリクエストを実行すると、手動で設定していたフィルターやカラムは置き換えられます。選んでいたマーケット(日本株・米国株など)は、プロンプトで別のマーケットを指定しない限り保持されます。細かく条件を作り込んだあとに使うと上書きされるので、順番に気をつけてください。
こんな場合は向かない
スマホのアプリだけで使いたい人は、対応を確かめてからにしてください。公式が発表しているのはモバイルウェブへの対応までです。FXやETFをAIで絞り込みたい場合も、まだ対応の記載がありません。公式も、結果は調査の出発点で、投資助言や推奨ではないとしています。
まとめ
- 文章を入力するだけで、株式と暗号コインのスクリーナーの条件を自動で設定できる
- 「解説」で条件の根拠を確認でき、定番テンプレートは回数を消費しない
- 有料プランで月100〜500回。2026年10月時点でもベータ版で、モバイルはウェブ版に対応
月100回あれば、普段のスクリーニングで足りなくなることは少ないと思います。回数はプランで変わるので、違いは有料プランの徹底比較で確かめてください。条件を自分でコードにしたい場合は、Pineスクリーナーの使い方で解説しています。
📊 TradingViewプラン比較
| プラン | 月額 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Basic(無料) | $0 | 1チャート・広告あり・インジケーター3つ |
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