この記事でわかること
- TradingViewのフィボナッチ描画ツールに直接アラートを設定する方法
- フィボナッチリトレースメント・エクスパンションへのアラート設定手順(3ステップ)
- アラートを最大限に活用するための有料プランの選び方
「フィボナッチのレベルでアラートを設定したいのに、毎回水平線を引き直すのが面倒…」
そんな悩みを解消する機能がTradingViewに追加されました。2026年5月のアップデートで、フィボナッチ描画ツールに直接アラートを設定できるようになっています。
この記事では、新機能の概要から3ステップの設定方法、アラート条件の種類まで、実際に使いながら解説します。
フィボナッチ描画ツールのアラート機能とは
TradingViewのアップデートで、フィボナッチ描画ツールに直接アラートを設定できる機能が追加されました。
従来の方法では、フィボナッチのレベルでアラートを設定するには、水平線やレイを上から手動で重ねて描く必要がありました。さらに、フィボナッチの起点や終点を動かすたびに、それらをすべて描き直す作業が発生していました。
新機能ではフィボナッチツール自体にアラートを直接仕掛けられます。ツールを動かしてもアラートが自動的に追従するため、再設定の手間がなくなります。
対応しているフィボナッチツール
アラート機能に対応しているのは、以下の2つのツールです。
- フィボナッチ・リトレースメントは、直近の高値・安値を起点に、戻り幅(23.6%・38.2%・50%・61.8%など)を自動計算するツール
- フィボナッチ・エクスパンションは、A・B・C点から、上昇・下落幅の延長を計算するツール
どちらもFX・株・仮想通貨の分析で広く使われる定番ツールです。エリオット波動やフィボナッチを使った手法を使っているトレーダーにとって、今回のアップデートは特に恩恵が大きいといえます。
アラートの設定方法【3ステップ】
ステップ1:チャートにフィボナッチツールを追加する
TradingViewのチャート画面を開き、左側のツールバーからフィボナッチ・リトレースメントまたはエクスパンションを選択してチャートに描きます。
ツールが描けたら、クリックして選択状態にしておきます。
ステップ2:「アラートを追加」を開く
フィボナッチツールを選択した状態で、以下のいずれかの方法でアラート設定ダイアログを開きます。
- ツールを選択したときに出るフローティングメニューから「アラートを追加」をクリックする
- ツールの上で右クリックし、メニューから「アラートを追加」を選ぶ
ステップ3:監視するレベルと条件を設定する
ダイアログが開いたら、アラートを発動させたいフィボナッチレベルと発動条件を選択します。
たとえば「価格が61.8%レベルを下に抜けたら通知する」という設定が数クリックで完了します。
設定できる条件の種類
アラート条件は、単一レベルへの監視とゾーン監視の2種類に分かれています。
単一レベル向けの条件
特定のフィボナッチレベルに対して、価格がどのように動いたかを監視します。
- 「交差」は、レベルを上下どちらに抜けても通知する
- 「上に交差」は、レベルを上抜けたときに通知する。ブレイクアウトの確認に使いやすい
- 「下に交差」は、レベルを下抜けたときに通知する。サポート割れの確認に使いやすい
- 「より大きい」は、価格がレベルより上にあるときに通知する
- 「より小さい」は、価格がレベルより下にあるときに通知する
ゾーン監視向けの条件
2つのフィボナッチレベル間のゾーン(例:38.2%〜61.8%)に対して、価格の出入りを監視します。
- 「チャネルに入る」は、価格がゾーンの中に入ったときに通知する
- 「チャネルから出る」は、価格がゾーンの外に出たときに通知する
- 「チャネルの内側」は、価格がゾーンの中にあるときに通知する
- 「チャネルの外側」は、価格がゾーンの外にあるときに通知する
ゾーン監視は、フィボナッチのゴールデンゾーン(38.2〜61.8%)など、特定の価格帯への突入を狙う手法と相性がいい設定です。
ツールを移動してもアラートは自動追従する
今回の機能追加で最も実用的な点は、フィボナッチツールを移動・調整してもアラートが自動的に追従することです。
フィボナッチは、分析が進むにつれて起点や終点を微調整することがよくあります。以前の方法では、調整のたびに上に乗せた水平線を描き直す必要がありました。
新機能ではツールの位置変更や設定変更に連動してアラートも自動更新されるため、一度設定すれば手動での再設定は不要です。
アラートをフル活用するなら有料プランが現実的
フィボナッチのアラートは、料金ページでいう「テクニカルアラート(インジケーター・ストラテジー・描画)」の枠を使います。上限はプランによって次のとおりです(2026年10月時点)。
- 無料プラン(Basic)では、描画ツールのアラートは使えない(使えるのは価格アラート3件まで)
- Essentialは20件まで
- Plusは100件まで
- Premiumは400件まで
- Ultimateは1,000件まで
無料プランでは、フィボナッチのアラート自体を設定できません。複数の銘柄を並行して監視したい方には、Essentialプラン以上が現実的な選択肢です。
TradingViewの有料プランの詳細や選び方は、以下の記事で解説しています。
→ TradingViewの有料プランはどれを選ぶ?Essential・Plus・Premium・Ultimate 徹底比較
描画ツール全般の使い方はトレンドライン・水平線・フィボナッチ完全ガイド、国内ブローカーとの連携はFXTF口座から直接取引する方法で解説しています。
まとめ
- TradingViewのフィボナッチ描画ツール(リトレースメント・エクスパンション)に直接アラートを設定できるようになった
- 設定は3ステップで完了し、単一レベルの監視とゾーン監視の両方に対応している
- ツールの移動・調整にアラートが自動追従するため、手動での再設定が不要になった
TradingViewを始めるなら、まずは無料プランで試してみましょう。
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