プログラミング初心者のPython入門#10|ビルトイン関数

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タイトル「Python入門#10ビルトイン関数」
この記事でわかること

・ビルトイン関数とは

・ビルトイン関数の使い方と種類

ビルトイン関数とは?

ビルトイン関数(組み込み関数)とは、Pythonに初めから組み込まれていて、いつでもどこでも使える関数です。これまでの記事で使ってきたprint()、str()、int()などもビルトイン関数になります。

また、()内に入れる値は「引数(ひきすう)」と呼び、複数の値を入れる場合はカンマで区切って入力します。関数から返ってくる値は「戻り値」と呼びます。

ビルトイン関数の種類

ビルトイン関数には、値を文字列に変換する「str()」や2進数に変換する「bin()」、最大値を求める「max()」など様々な種類があります。いくつかのビルトイン関数を見てみましょう。

数値に使うビルトイン関数

bin:2進数に変換する

binを使うと値を2進数に変換できます。変換すると先頭に「0b」が付きます。

#10を2進数に変換する
print(bin(10))
#このコードを実行すると「0b1010」と表示される。

また、先頭の「0b」を表示させたくない場合は「format()」を使います。

#10をformatを使って2進数に変換する
print(10, 'b')
#このコードを実行すると「1010」と表示される。

oct:8進数に変換する

octを使うと値を8進数に変換できます。変換すると先頭に「0o」が付きます。

#10を8進数に変換する
print(oct(10))
#このコードを実行すると「0o12」と表示される。

また、先頭の「0o」を表示させたくない場合は「format()」を使います。

#10をformatを使って8進数に変換する
print(format(10, 'o'))
#このコードを実行すると「12」と表示される。

hex:16進数に変換する

hexを使うと値を16進数に変換できます。変換すると先頭に「0x」が付きます。

#10を16進数に変換する
print(hex(10))
#このコードを実行すると「0xa」と表示される。

また、先頭の「0x」を表示させたくない場合や16進数の小文字を大文字にしたい場合は「format()」を使います。

#10をformatを使って16進数に変換する
print(format(10, 'x'))
print(format(10,'X')) #大文字にしたい場合は'X'を大文字にします。
#このコードを実行すると「a」「A」と表示される。

int:数値以外の値を数値に変換する

intを使うと数値以外の値を数値に変換できます。例えば、変数「usdjpy」に「”100”」を代入したとします。ダブルクォートで囲っているので文字列として扱われます。

#文字列のまま数値計算した場合
usdjpy ="100"
print(usdjpy + 10)
#このコードを実行するとエラーになります。

試しに「type()」で変数の型を確認すると<class’str’>であることがわかります。この変数に「int()」を使うと、文字列が数値に変換されます。

#文字列をint()で数値に変換する
usdjpy ="100"
print(int(usdjpy) + 10)
#このコードを実行すると「110」と表示されます。

「int()」で数値に変換したので、エラーにならず「100+10」の結果「110」が表示されました。

float:数値または文字列を浮動小数点に変更する

floatを使うと整数や指数、文字列を浮動小数点に変更することができます。引数が文字列の場合は、10進数を含む必要があります。

#文字列をfloat()で浮動小数点に変更する
usdjpy ="100"
print(float(usdjpy))
#このコードを実行すると「100.0」と表示されます。

abs:数値を絶対値に変換する

absを使うと整数または浮動小数点を絶対値に変換できます。

#数値をabs()で絶対値に変換数
print(abs(-100))
#このコードを実行すると「100」が表示されます。

計算に使うビルトイン関数

max:最大値を求める

maxを使うといくつかの数値の中から最大値を求めることができます。大きさを比較したい数値は引数内にカンマで区切って入力します。入力する値は「+」「-」がついていてもかまいません。

#最大値を求める
print(max(-5, 100, 20, +45))
#このコードを実行すると「100」が表示されます。

min:最小値を求める

minを使うといくつかの数値の中から最小値を求めることができます。maxと同様に引数内にカンマで区切って数値を入力します。

#最小値を求める
print(min(-5, 100, 20, +45))
#このコードを実行すると「-5」が表示されます。

divmod:値の商、余りをタプルで返す

divmodを使うと数値a,bを割った結果を商と余りのタプルで返すことができます。タプルとは、他の記事で詳しく解説しますが複数の数値を1つの値として使うことができるものです。

#商と余りをタプルで返す
print(divmod(10, 3))
#このコードを実行すると「(3, 1)」が表示されます。

pow:XのY乗を求める

powを使うと値の乗数を求めることができます。乗数にする値は引数内にカンマで区切って入力します。

#3の3乗を求める
print(pow(3, 3))
#このコードを実行すると「27」が表示されます。

round:数値を丸める

roundを使うと数値を指定した行数にまるめることができます。この関数は、通常の四捨五入とは異なります。例えば「2.5」の場合、四捨五入では「3」になりますが、「round()」では「2」と「3」までの差がどちらも「0.5」なので偶数の「2」となり、偶数が優先されます。

#小数点以下を丸めた例
print(round(2.4))
print(round(2.5))
print(round(2.6))
#このコードを実行すると「2」「2」「3」と表示されます。

また、「round()」は「round(数値,桁)」の書式で、丸める数値の桁を指定することが可能です。

#小数点1桁を指定して丸めた例
print(round(3.14, 1))
#このコードを実行すると「3.1」と表示されます。

文字列に使うビルトイン関数

chr:Unicodeを文字列で返す

chrを使うと値をUnicodeで表示させることができます。

#Unicodeを文字列に変換する
print(chr(97))
#このコードを実行すると「a」が表示されます。

ord:文字列をUnicodeに変換

ordを使うと文字列のUnicodeを調べることができます。chrとは逆の変換です。

#文字列をUnicodeに変換する
print(ord("a"))
#このコードを実行すると「97」が表示されます。

len:文字列の文字数を数える

lenを使うと文字列の文字数を調べることができます。全角の2バイト文字も1文字としてカウントします。また、リストや辞書などの要素数も数えることができます。

#lenで文字数を数える
print(len("ドル円"))
#このコードを実行すると「3」が表示されます。

str:値を文字列に変換する

strを使うと値を文字列に変換することができます。計算した値を文字列と連結して表示させたい場合などに使います。

#数値を文字列に変換する
ave = (110+100)/2
ans = "平均取得単価" + str(ave) + "円"
print(ans)
#このコードを実行すると「平均取得単価は105.0円」と表示されます。

入出力に使うビルトイン関数

input:キーボードからの入力を受け取る

inputを使うとキーボードから入力された値を受け取り、出力されます。

#キーボードから入力を受け取る
ans = input("文字を入力してください")
#このコードを実行すると「文字を入力してください」がプロンプトとして表示され入力待ちの状態になります。
print(ans)
#先ほど入力された値が表示されます。

open:ファイルを開く

openを使うとファイルを開き、対応するファイルオブジェクトを返します。詳しくは他の記事で解説します。

print:値を出力する

printを使うとコードの実行結果を出力できます。今までさんざん使ってきたので説明は不要かと思います。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

今回のまとめ

今回はビルトイン関数の一部を解説しました、他にも様々なビルトイン関数があるので詳細は以下のリンクを参照してみてください。

組み込み関数 — Python 3.9.4 ドキュメント

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